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世界で最も長い歴史を持つ国 日本とは

 7月のテーマ:

日本のことを深く知ろう

 

 皆さん、今月のテーマは「日本のことを深く知ろう」です。

7月6日には「世界で最も長い歴史を持つ国、日本とは」という題で学びを進めました。

 

聖書・イザヤ書59章19節には、次のように記されています。

 

「そして、西の方では主の御名が、日の上るほうでは、主の栄光が恐れられる。
主は、激しい流れのように来られ、その中で主の息が吹きまくっている。」(新改訳2017)

 

この御言葉にある「日の上るほう」とは、地理的に言えば東の方角を指します。私たちが住む日本も、この「日の出ずる国」として長く語られてきました。

 

日本は、建国から2685年、そして天皇の系譜は126代を数えます。奈良県の橿原神宮で初代・神武天皇が即位してから、多くの出来事がありました。大化の改新、壬申の乱、後継者争いなど、何度も制度の根幹が揺さぶられるような時代を経ても、天皇制は守られ続けてきたのです。このこと自体、歴史の中におけるひとつの奇跡と言っても過言ではないでしょう。

 

人は皆、神のご意志の中で造られ、計画をもってこの世に生まれてきました。賜物も、能力も、一人ひとり異なります。しかし、神のご計画は変わらず、必ず成就するのです。

 

イスラエルの歴史にもそれが現れています。紀元70年、ユダヤ人は国を失い、世界中に散らされました。しかし1948年、1914年もの長い年月を経て、イスラエルは再建されました。これは聖書の預言の成就であり、まさに現代における奇跡です。

 

そして、神のご計画はそれで終わったのではありません。

「新しい天と新しい地」を創造される中で、世界はさらに大きな動きを見せるでしょう。その中で、今日の御言葉にあるように、「日の上るほう」、すなわち東方においても、主の栄光が現れる時代が来ると、私たちは信じるのです。

 

歴史を振り返れば、日本は第二次世界大戦においても深く翻弄されました。アメリカのルーズベルト大統領は、中国の蒋介石と結び、日本を経済的に追い詰める政策を進めました。石油の禁輸、いわゆるハル・ノートの提示などによって、日本は戦争を避けられない状況へと追い込まれていったのです。

 

こうした経緯は、ハーバート・フーバー元大統領の回想録『裏切られた自由』にも詳しく書かれており、その内容は後に日本でも紹介され、大きな話題となりました。さらには、マックス・フォン・シュラー氏やケント・ギルバート氏をはじめとする知日派の研究者たちが、戦後日本に広められた歴史観、すなわち「日本は侵略国家であった」「平和憲法は自主的に定められた」という認識が、GHQによる情報統制と洗脳(WGIP)であったことを明らかにしています。

 

このようにして私たちの歴史観は長らく歪められてきましたが、いまこそ目を覚まし、真実を見つめ直す時が来ているのではないでしょうか。

 

聖書の預言に目を向ければ、終末の時代において主は激しい流れのように来られ、御霊が吹きまくるとあります。そして、そのとき「日の上るほう」からも、主の栄光が現れるのです。

 

日本という国もまた、神の摂理の中にあります。これからの世界の中で、私たちがどのような立ち位置に立ち、どのように主の栄光を現していくか——そのことが問われているのです。